天使への伝言
 
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天使への伝言☆空を見上げて想うこと
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4月26日

巨乳ビンタ



5年前の今日、東京の空は透きとおるように青かった

なぜ僕は5年前の空を今でも覚えているのか

それは今日が僕たちが二人で過ごした最初で最後の
彼女の『誕生日』だからです



そのころ僕たちはケンカばかりしていました

悪いのはいつも僕のほう

そうでなくてもそう思うようにしていました

それが『仲直り』のきっかけになるのなら



今回も彼女の『誕生日』をきっかけに何とか仲直り
できないものかと僕は恐る恐る彼女に電話したのを
今でも覚えています

 

男は基本的に『ビビリ』なんです

好きな女の子ができるとまともに目を見て話せない

嫌われたくないからです 

もしそれができるということは、その女の子のこと
あまり本気じゃないのかもしれません

 
  
彼女のリクエストは、水が流れて竹が『カコーン』と
音がする和食のお店に連れて行くこと

僕は必死で探しました

夜中の3時まで探してようやくそのお店を見つけました

そして誕生日当日…




彼女は喜んでくれました♪
  



職場の近くにこのお店があったら、私は常連になる!
そうまで言ってくれました


 
よかった…



僕は前日、ほとんど寝ていません

もしこのお店を気に入ってくれなかったらどうしようとか
本当に仲直りできるのかとか

そう思うと眠ることができなかった


 
彼女の機嫌が直って、僕たちは『いつもの僕たち』に戻りました

周りからは『バカップル』に見えたかもしれない

なぜなら僕たちは『僕たち』しか見えていなかったから

たとえばこんな会話…


 
僕は彼女を『ようこ』と出逢ったその日から名前で呼んだのに
彼女は僕の名前を呼んことがありませんでした

いつも『ねぇ』とか『あのさ』とか

それについて追求してみたのです

そしたら『何て呼んだらいいのか分からない』と

たしかに『ふみたか』は言いづらいのかもしれません

ならば『タカは?』と聞いてみました

外国でもそう呼ばれていたし

それだと『石橋貴明』を思い出すと言われました

そういうものなんですか


 
それから『ニックネーム』をつけようという話になって
行き着いた答えがふみたかの『ふ』をもじった『フーミン』です
(当時の細川ふみえのニックネームです)
 
そうしよう、そうしようと彼女は大騒ぎ

彼女が落ち着くのを待って僕は言いました




今度オレのこと『フーミン』と言ったら『巨乳ビンタ』するからな




『やってごらんなさいよ』と、彼女はここでも大爆笑

『できないよねぇ、フーミン♪』

 

それを聞いて僕は立ち上がり
彼女に向かって『巨乳ビンタ』を試みました

『エイ、エイッ!、どうだ!!、思い知ったか!!!』
 
 

彼女は美人特有の冷めた顔でこう言いました



何してるの?

 
  
僕は負けじとこう返したのです

『巨乳ビンタだよ、今回は最初だから痛くないようにしといたけど
 今度言ったらちょっと痛いかもしれないから覚悟しておくように』
 
『それにしても巨乳ビンタしてもらえてうらやましいねぇ
 オレも誰かにしてもらいものだよ、とびっきりのスゴイヤツを』


 
彼女はそれを僕からの『挑戦』だと受け取ったのか
それとも『女の意地』だったのか、巨乳でもないのに『巨乳ビンタ』をしました



どう?

 
  
やっぱり彼女には勝てません

僕より一枚も二枚も上手です

僕は素直に負けを認めて『参りました』と深々と頭を下げました


 
それから僕たちは手をつないで大きな公園に行きました

これまでの『ギスギス』した気持ち、普段の慌しい喧騒から離れて
自然を見ながら自分の愛する人と二人、のんびりしたかったのです

僕は用意した『ビニールシート』を広げて彼女に腕枕をしながら
空を見上げました

視界一面に広がるどこまでも澄み切った青い空

そして僕の腕の中には彼女がいる 
 
空に雲が浮かぶように、僕がそのとき浮かんだことを
彼女に言いました
 



今日から一年、これまで生きてきた中で最高の一年にしよう
オレがずっとそばにいるから




そう言いながら僕は彼女の肩を強く抱きしめた

そのとき彼女のいい匂いがしたと思ったら
彼女は僕にキスをしました

二人の『想い』が重なり合った瞬間です

いつまでも、いつまでもそうしていたかったのに…


 
それから5年後の今日は『泣き出しそうな空』だった

隣にいるはずの彼女はもういない

毎年この日になると胸が痛みます

果たされるはずだった約束が『宙ぶらりん』なまま
今でも僕の心に残ってる

今日という一日を僕は忘れることができるのだろうか


 
そのヒントがここにある
   


 
彼女を想う気持ちを抱えながら、僕は前に進んでいます

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